生乳生産


大型の最新パーラーを使用し、毎日約620頭の搾乳を効率よく行っています。

また牛一頭一頭の個体管理をより正確に行うために、『ファームノート』『DC305』というデータ管理のためのICTを導入しています。それによって手持ちのスマートフォンで牛の個体情報をすぐに確認することができ、適切で素早い対応が可能となります。

ICTの導入後は毎日得られる多くのデータを活用し、牛の健康管理やスタッフの業務効率化などに大きく活かしています。


後継牛の育成


当社の牛たちは、生まれてからその生産活動を終えるまでの全ライフステージを牧場内で過ごしています。

近年では経営規模の拡大に伴い、育成時の飼養は販売されたり外部の牧場に預託されることが大半となりました。たしかにコストや労力の投資は必要となりますが、自家育成をすることによって数字では表せられない「1頭1頭に対する想い」が生まれ、現場スタッフは牛たちの成長を親目線で見ることができます。

仔牛はとても弱い生き物ですが、当社の哺乳舎では飼養事故はほとんどありません。哺乳舎を訪れると今日も元気な仔牛たちが顔を見せてくれます。


乳製品の製造販売


敷地内にある乳製品工房では、搾りたての生乳を使ったナチュラルチーズや発酵バターなどの製造販売を行っています。

2017年には新千歳空港や道の駅「おこっぺ」、インターネット通販への納品を始めました。その後2018年からは乳製品店舗『PINE LAND FACTORY(パインランドファクトリー)』もオープンし、ナチュラルチーズのみならず、様々なテイストのソフトクリームや、当社の発酵バターを使用したお菓子などの販売も始めました。

ただ生乳を工場へ出荷させるのではなく、「自分たちで搾った生乳を自分たちで加工し、自分たちの手でお客様にお届けする」という外部との繋がりは現場で働くスタッフのやりがいにもなっています。

お客様にとって家族や大切な人と過ごす幸せな時間の『ひきたて役』になる商品であればとても嬉しいです。

TMR飼料センター


離農跡地などの土地の集約や管理、地域活性化への取り組みとして、当社敷地内に「株式会社オホーツクTMRセンター」を設立しました。中心となるスタッフは近隣の酪農家で構成されています。

業務は主に、飼料の製造・給与・管理です。残った飼料の回収や、牛の糞尿の片付け、堆肥・液肥の散布などの作業は大型機械を操作して効率的に行っています。

夏から秋にかけて行われる大がかりな牧草の収穫や飼料を発酵させるための保管作業などは普段牧場内で牛の管理をするスタッフも交えて行われるため、形式上は関連会社という位置づけですが、同じ会社の仲間として日々協力しています。


バイオガス発電


バイオガスは生物由来のガス資源であり、再生可能な新エネルギーのひとつです。当社では毎日排出される牛たちの糞尿を発酵させることで、バイオガスを生成しています。

ガスを燃やして作った電気はすべて電力会社へ売電し、年間330世帯の電気へと生まれ変わります。

また副産物の発酵液(消化液)は優良な肥料として農地へと還元されます。

このようにバイオガス発電の導入によって、本来捨てるべき牛たちの糞尿も新たな価値として活かすことができます。

「自社の肥料で育った牧草を 牛たちが食べ、その栄養で牛乳が生産されている」という循環型酪農への取り組みを通じて、持続可能な経済活動を目指します。


その他の取り組み